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2006年4月12日 日本ケロッグ株式会社 広報室 課長 栄養/PRマネジャー 井出 留美 様 |
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支援のきっかけは?
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まず、企業としてなにか社会に貢献したい、という気持ちがありました。ケロッグ社の欧米法人が子どものヘルプライン等の支援を行っていたこともあり、日本法人としても何かCSR(企業の社会的責任)をしていくというのが当初の足掛かりでした。 ケロッグ社は食品企業ですから、食を通して社会貢献するのが自然なこと。チャイルドラインへの支援は、食品、体の健康とは一見全く関係のないように思えますが、こころの健康は体の健康に直結しているんですね。こころが健康でなかったら、食べられなくなります。 |
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実は、これはわたしの苦い体験でもあるんです。以前、青年海外協力隊としてフィリピンで栄養改善の活動をしました。しかし帰国後、(海外滞在時の)ストレスから大好きなおすしを食べても味がしない、砂をかんでいるような体験をしました。こころが健康でないと、食べるという基本的な欲求にも大きく影響すると感じ、さらにこころの健康がどんなに大切か、身にしみました。
日本ケロッグ社は、昨今の社会状況の悪化、子どもの事件の増加に伴い子どものこころが荒れている現実を直視しました。そして、この頃社会的にも子どものこころが荒れるのは食生活の乱れもあるのではないかと危惧され始め、ケロッグ社としてはこころの健康が体の健康をつくるという点からも、子どものこころのケアを重視したチャイルドラインへ支援することを決めました。 |
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ありがとうございます。さまざまなかたちのご支援に感謝です。 たしか、2001年「第2回子どもの日チャイルドラインキャンペーン」の際、協賛金の提供(主に広報用チラシ作成費)、およびチャイルドライン子どもの日キャンペーン広報パッケージ入りシリアル小箱10万個の無料提供から支援を始められましたよね。
はい。それ以来、弊社は「子どもの日チャイルドラインキャンペーン」を毎年サポートさせていただいております。キャンペーン期間中のフリーダイヤルの電話費用を日本ケロッグ社が負担することで、日本全国の子どもたちの電話代に協力させていただきました。弊社としては、子どもたちのこころの健康を応援できることをうれしく思います。 そのほかにも、子どもの日チャイルドラインパッケージ商品の無料提供とチャイルドライン支援センターへの募金依頼や、子どもの日チャイルドラインキャンペーンのチラシ作成費の支援、そしてケロッグ商品の無料頒布、さらに商品パッケージにチャイルドラインのホームページURLを印刷して、存在意義の普及をはかることなどを行っています。 |
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たくさんのご支援をいただいていますね。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
企業はお客様がいてくださるからこそ、成り立ちます。ですから、お客様の健康や幸せを願い、企業が貢献するのは自然のこと。日本ケロッグ社は社員数120人という小さな会社で、世界的に通用する数字を重視するという厳しい面ももっています。でも、企業としてできることは社会に還元していきたい。せっかくご縁のあったチャイルドラインが日本社会に根付くよう、見守っていきたいですね。 また、支援当初からみれば、チャイルドラインが文部科学省、厚生労働省の後援等により大きく変化を遂げているのを身近でみて、やはり何事も”継続は力なり”ということを感じ、できる範囲で継続していければと思っています。 |
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インタビューを終えて
お話をうかがった日本ケロッグ社広報室課長の井出留美さんは静かで知的で、笑顔がとびきりすてきな女性です。井出さん自身が社会人大学院生として5年間通学・研究して栄養学の博士号を取得し、経済産業大臣事業認定の消費生活アドバイザーの資格も持っているなど、食品事業に対する専門性を重視する日本ケロッグ社の姿勢を垣間見ました。 なんの保障もない小さいNPO団体だったチャイルドラインの発足当初からご支援くださった、その勇気と本質を見抜く知にただただ感謝です。そして今でこそ大企業がこぞってCSR(企業の社会的責任)に取り組んでいますが、以前からチャイルドラインの将来を信じ、ご提携いただいたことは社会の先鞭をつけるという意味でも非常に重要で、そして厚謝な後押しでした。 チャイルドラインとして今後目指すのは、イギリスで実際に行われているように、119番、110番といった非常通報電話のような位置づけにチャイルドラインがなることです。その目標へ邁進する意味でも、日本ケロッグ社を始めとする支援者さんとともに”継続”をしていくことの大切さを再確認したインタビューでした。。 最後に、余談ですが、日本ケロッグ社が販売しているシリアルの様々な食べ方の工夫(牛乳ばかりでなく、例えばつまんで食べたり、豆乳やヨーグルトをかけたり、サラダのトッピングに使ったりなど)を教えていただき、今まで朝食抜きにしていた私の朝の生活にも新たな風が吹きそうです。 |